蓮「おはよう安藤君」


琉「はよ」



今日は笑わないのかな…?



「お、来たな!おい琉、昨日のなんだよ」



クラスの男子が数人安藤君に絡んでいった
そっか安藤君が助けてくれたんだっけ

それに被さるように女子も私に質問攻め


どうゆう関係?付き合ってんの?
昨日何してたの?などなどキリがない

安藤君の方も大変そう


どうしよう…私のせいだ
それにこの状況苦手
安藤君も好きじゃ無さそうだし…


私は桜の方を見て目で訴えた


桜「了解♪」


……バチンッ


いきなり教室の電気が消えてみんな驚いて慌てる
教室の電気がついたり消えたり繰り返される


そしてしばらくして元に戻った


もちろん桜がやったんだけどみんなは大騒ぎ


さっきの事は忘れてるみたい
良かった…


でもさすが桜
言葉に出さなくても伝わる
ずっと一緒に居るもんね



琉「………やっぱり…」



今日も長い授業が終わり私は帰る準備を始めた


遥「蓮帰るのー?」



蓮「うん、またねー」



コツ……


私の近くで止まる足音
私の前に居たのは安藤君


……な…何だろ…




琉「…一緒に帰るぞ」



蓮「え?」


教室は一気にざわつく



琉「行くぞ」



私は安藤君に手を引っ張られ半ば強引に連れていかれた



――…な…何この状況……