次の日



桜「もう大丈夫なの?蓮」



桜は心配そうに私に問いかける



蓮「だーいじょうぶ
桜の心配性もずっと変わらないね」



桜「もう…本気で心配してるのに!」




蓮「うん…頼りにしてるよ桜お姉ちゃん♪」



桜「…蓮の調子いい所も変わらずね
そろそろ出ないと遅刻するよ」



蓮「本当!?」



私は鞄を持って急いで階段を降りた




母「蓮っ、もう学校行って大丈夫なの?」



蓮「お母さん!まだ仕事行ってなかったの?」


母「今日はもう少ししたらね
それより大丈夫?昨日倒れたんでしょ?」



蓮「…うん!ただの疲労と睡眠不足!
寝たら楽になったから!」



母「そう…無理しないでね。行ってらっしゃい」



蓮「行ってきます!」




ガラっ―



純「蓮!!」


教室に入った瞬間純が抱き付いてきた



純「蓮、昨日どーしたのっ
すっごい心配したんだからー!
連絡しても繋がらないし」



蓮「あー…ごめんね
今朝までずっと寝てて…携帯もさっきみたばっかりで」


なんて嘘なんだけど…
本当の事喋ったらまずいし…



桜「蓮…」



桜は廊下の方を見ていた
そして私も廊下に目を向けた


蓮「…安藤君………」