琉「………」


すっかり体の調子も戻ったな…


直人「琉!ここに居たのかよ」



琉「直人。お前もう大丈夫なのか」



直人「お陰様でな
なんか色々迷惑かけたみたいだな」



琉「いや…全部俺のせいだ
関係ないお前まで辛い思いさせた」



直人「気にすんなよ
お前のお陰で俺も蓮も助かったんだ。ありがとう」



琉「…気にすんな」



直人「じゃぁ俺はそろそろ帰るわ
琴美が心配して待ってるからな」



琉「上手くやってるみたいだな」



直人「まぁな。あいつからかうの楽しいんだ」



琉「橋本は大変だな…程々にしてやれよ」



直人「あぁ。じゃぁまた学校でな
琉もゆっくり休めよー!」



ふぅ…呪いも解けて元気になったみたいで良かった


蓮「琉ー!」


どんっ!


琉「蓮お前…少しは加減しろよ…」


蓮「だってだって…!琉がここに居る!
私の目の前に居るんだもん!
桜から聞いた時怖かったんだから!」


そうだよな…あんな状態で探すぐらいだもんな


琉「蓮…」


俺はそっと顔を近付けた



桜「…なにやってるのよ」



蓮「桜っ!」


桜「…蓮♪華さんに買い物頼まれたんだけど一緒に行こう?」


蓮「え、桜と買い物なら行く!!琉また後でね!」


え…蓮…気づいてないし…
てか桜なんてタイミングで…


桜「…蓮は簡単には渡さないから♪」コソッ


!?

あの女わざとやって…!
あの時のお返しかよ…くそ…

俺…情けないな