中村裕哉…!
一体何を考えてるの!?

私がどんなに説得しても裕哉は蓮から離れようとしなかった

そしてそのまま朝を迎えた


桜「39度!?昨日より上がってる…!」


もしかしてこのまま熱が上がり続けちゃうの…?
そしたら蓮は……


桜「蓮?聞こえる?私が誰だか分かる?」


蓮に問いかけるけど反応はなかった


それがより一層私の中で不安を募らせた



桜「裕哉!お願いよ…!
このままじゃ本当に蓮が…っ」


考えるだけで怖くなって涙が流れた
だけど裕哉が私の問いかけに答える事はなかった


無力な自分が悔しい
私に蓮を救う事は出来ないの…?



…琉…お願い…助けて…


今日は琉が帰って来る日
私は必死に力を使って蓮のケータイで琉にメールを打った


お願い
琉が帰って来るまでなんとか耐えて…



蓮「……っ!」



桜「蓮!苦しいの?
大丈夫。私が着いてるからね?」


蓮が苦しそうにするたびに怖かった


琉……早く来て…!


そしてそれから2時間後琉が家に来た


桜「琉…!」


琉「桜からメール貰って心配して来てみれば…なんだよこの状況は!誰だよそいつ!」



桜「琉助けてよ…もう私だけじゃ手に終えないし蓮から離れてくれないのよ!」



琉「蓮っ…聞きたい事は多々あるがまずは蓮からこいつを追い出す!」


裕哉「は!?やめろよ!俺は蓮ちゃんと居たいんだよ!」


琉「うるせぇっ黙ってろ!」


そして琉は無理矢理裕哉を蓮から引き離した