私達は唖然としてしまった
蓮「戻り方が分からない…?」
桜「どうしてよ!このまま身体に入れば戻れるんじゃないの!?」
私もそう思っていた
だけど裕哉さんは
裕哉「それだけじゃだめだ…」
蓮「どうゆう…事?何か足りないんですか?」
裕哉「分からない…けどだめなんだよ…」
そんな…ようやく見つけてここまで来たのに…
その日結局裕哉さんは身体に戻る事が出来ずに私達は家に戻って来た
まさかあそこまで行ったのに全部が水の泡になるなんて思わなかった
そしてその日の夜私の身体は限界を迎えて38度という熱を出して私は寝込んでしまった
桜「蓮…大丈夫?苦しいよね…
私何も出来なくて…」
蓮「そんな事ないよ…
桜が側に居てくれるだけで私元気でるんだよ…」
でも…どうしよう…
戻し方は分からないまま
明日は琉が帰って来る日なのに…
でもこの状態じゃ病院にも行けないよ…
裕哉「蓮ちゃん苦しそうだな…
なんでこんな事になったんだ?」
桜「あなたのせいよ!
あなたが蓮に取り憑いてるから蓮はここまで衰弱してるの!」
裕哉「俺のせい!?」
桜「お願い。一度蓮から離れてよ!
このままじゃ蓮が死んじゃう!」
裕哉「…いやだ」
桜「な、何言ってるの…!?
やめて…お願いだから今すぐ離れて!
離れれば蓮の体調も回復するかもしれない!
回復したらまた手伝うから…!」
裕哉「…桜ちゃんに何言われても俺はいやだ
蓮ちゃんの側に居る」