蓮「そうと決まったら早速行動開始!」
桜「そうね。とりあえずこの近くの病院から手当たり次第に電話してみようか」
私達は電話帳を開いて病院に電話をかけ始めた
蓮「すいません。中村裕哉さんってそちらに入院してませんか?」
『こちらには入院されてないですね』
蓮「そうですか…ありがとうございます」
その後も電話をし続けたけどこのあたりの病院には入院していなかった
桜「すぐ見つかると思ったのに…
この辺じゃないとしたら隣町とか?」
蓮「調べてみる!」
――裕哉さんが来てから今日で2日目
昨日この周辺や隣町の病院も調べたけど見つからなかった
今日も昨日より範囲を広げて探してはいるけど…
蓮「そうですか…」
桜「蓮どうだった?」
蓮「ここも入院してないって…もう50件目だよ?」
これだけ探して見つからない
って事は…裕哉さんの嘘…?
桜「あなた一体どこから来たのよ!
まさか嘘ついてるんじゃないでしょうね!?」
桜も同じ事を思ったみたい
裕哉「まぁまぁ桜ちゃん。そんなに怒ると美人が台無しじゃん?
それに俺は嘘つかないタイプなの」
蓮「なんで見つからないの…?」
もっと範囲を広げなきゃダメ?
その時ケータイが鳴った
"着信 安藤琉"