やっぱり放課後の学校は静かだな
この様子だと教室には誰も残ってねぇな

教室のドアをカ開けると1つだけ人影があった


直人「琴美!?お前帰ったんじゃないのかよ」


琴美「直人!だって心配でさ…
千尋さんどうなったの?」


直人「笑って成仏したよ。あいつらしいわ…」



琴美「…直人大丈夫?辛いよね…」


やべ…また心配かけてる…


直人「大丈夫だって。だからんな心配すんなよ」


琴美「…私が居るよ?」


直人「またボーリングに付き合ってくれんの?」


笑いながら返したら琴美は真剣な顔で言った


琴美「私、直人の事好き」


琴美の突然の告白に耳を疑った
まさかあの琴美が俺を?

信じられなかった


直人「…それは友達としての好き?」


琴美「1人の男として私は直人の事が好きなんだよ」


まじか…琴美がそんな風に見てくれてたなんて全然知らなかった

琴美は良い奴だ

そういやいつも支えられてんな…



琴美「…直人?」



直人「あっ…悪い…ビックリして…」


返事…出さなきゃだよな…


直人「……今は千尋の事もあったし正直…すぐには考えられない」



琴美「そ、そうだよね…ごめん私…つい…」


直人「でも…すぐには無理だけど
ちゃんと考えるよお前の事」



琴美「直人…」



直人「…帰るか。送ってく」



琴美「うん!」




*直人編 好きな子 おわり*