蓮「――……?」



純「びっくりしたー」


遥「なに?いきなり椅子が倒れたよ」



純「えーやめてよ。なんか怖いじゃん」



椅子を倒したのはもちろん桜の仕業


―――桜…怒ってる…?



私は立ち上がり椅子を直した
そして―――



蓮「…あ、電話だ
ごめんちょっと廊下行ってくる」


私は携帯を耳にあてそのまま廊下に出た
もちろん桜も一緒に


周りはいつもと変わらない賑やかな昼休み



蓮「桜どうしたの?
あんな事するなんて珍しいじゃん」



桜「少し腹がたったの。あの2人……私は蓮が言われてるようで嫌だった」



桜…私の事を考えてくれたんだ
だからあんな事を…


蓮「ありがと桜
大丈夫、気にしてないよ!」


私が笑うと桜も笑う

桜と一緒にいるだけで私は幸せだった


だけど……


どこかで私は怖かった
この幸せはいつまで続くんだろう


もしかしたら……
いつか桜は消えちゃうんじゃっないかって………