リレーはバトンパスが一番重要で勝つか負けるかのカギをにぎっている。


私は田淵君からバトンをもらう。田淵君は一緒の体育委員であることから結構話をするようになっていた。

田淵君はサッカー部でサッカー部の1年生の中ではダントツで人気があった。



私は何度も田淵君とバトンパスの練習をした。




そして私がバトンをパスするのは真山君。
真山君は野球部で、1年生には2人しかいないピッチャーの1人だ。

しかもめちゃくちゃ足が速い。
体育の時間でみてびっくりしたもん。




私はどんどん不安になっていった。


みんな速いのに私だけ遅い…。

本当に200Mを、リレーをこんな私が走っていいのかな…。