「手握ったのも、俺がずっとここにいたのも俺の意思だから。緒川をほっとけなかったし。」






相川くん………






本当に君はどこまで優しいんだろう。







「ありがと。」





「ん。」








「じゃあ朝飯作ってくる。緒川はシャワーでも浴びてきたら?」






いやいやいや、何普通にそんなこと言ってるの相川くん!?





「いいよ!ていうか、相川くんこそ早くシャワー浴びてきてよ!」



私はベッドから飛び出て部屋を出ていこうとする相川くんめがけて突進した。