……

…………ん………




右手に感じる重みと鳥の声で目が覚めた。





「相川…くん?」





なんで相川くんが私の手を握ってるんだろう。







というか…




なんで相川くんが私の部屋にいるんだろう。






まだ少し痛む頭をフル回転させて昨日の記憶をたどる。









あ…





私、相川くんにそばにいてとか言っちゃったんだった………






顔が熱くなっていくのを感じて恥ずかしさがいっきに込み上げてきた。






「緒川……?」




寝ぼけたような相川くんの声。