「知ってたんだ…」 「前にも一回倒れてるし。」 「ご、ごめん…」 両親が共働きのうちはだいたい夜も一人 だから相川くんがいてくれてよかった。 もう帰っちゃったかと思ってた。 「緒川、しっかり休めよ」 「ま、待って」 部屋を出て行こうとする相川くんを私は無意識のうちに呼び止めていた。 「そばに…いて」 私…なにいってんだろう。