クラスでは控えめでいつも読書をしているイメージがあったが清楚な感じからファンも多かったのを思い出した。
横山は、さっきの福永への僕の行動を笑いながら褒める。
昔からいけすかない奴だもんあいつはと横山が言ったのには驚いた。
原田が、憧れの女の子も来てくれたし三人でこれから飲みに行こうと言うとさっさっと歩き出した。
その日三人で三軒ほど周り楽しく酒を飲んだ。
横山も短大を出ると海外にお金を貯めて長い間行ってたようだった。
あの大人しそうな女の子がそんな風に変わっているのは驚いたが、清楚な感じはその時もやはりあった。
プロレスごっこの時には、二人の悪役かっこ良かったよと言い少し顔をしかめて考えていた。
それから、もう一度口を開きだけど、私は二人の応援をしたらいじめられるかもと思い何も出来なかった。そういうのって今考えると卑怯だよねと苦笑いしながら話した。
僕も原田もそういうものだよと笑い返す。
三人で連絡先を交換してたまに会えたら良いねと言って別れた。