「こんなの、なんの意味があるんだ」

「ウルジャス様」

 行儀悪く胡坐を組んだウルジャスを、柔らかな声音でラザーが嗜める。

「そもそも、俺がこの場所で三日間籠もるのになんの意味がある。

 なぜ、俺なんだ?」

「ウルジャス様」

「あなたがやれば好いんだ。

 殯夜の番人も、それに王も。

 だって」