【森永 萌來】
立ち上がって、部屋の隅に行った
決心が揺らがないように
皆の顔を見ながら話そう
「もしもし!」
『めぐちゃん?決めてくれた?』
「はい!お断りします!!」
『え!?助かるかもしれないんだよ?』
「そうですね…」
『このままだと、死ぬんだよ』
「うん!」
『あと、1年もたないかもしれないよ?』
「それでもいいの!」
『僕が、ナイトのお父さんに話すから
病気のことは、ふせて養子縁組したいって言うから!!反対されたんでしょ?』
「私のこと大切に思ってくれて
嬉しかったです!」
『めぐちゃん!?お願い!話を…』
「さよなら…」
一方的にさよならをした
陽さんが、私の頬に手を添えた
陽さんが私の涙を拭ってくれている
陽「めぐ、ムリしてないかい?」
ムリしなきゃやってられないよ?
「もう、いいの」
精一杯、笑って答えた
「ちょっと… 寂しかっただけ…」
今度は、自分で涙を拭いた
「帰るね!明日、学校行くから!」
そそくさとバイクに乗り
静かな家に帰ってきた
皆、何も言わなかったなぁ…
よく言った!とか
喜んでくれたら、少しは楽なのに
あぁ…私が泣いたからだね
お風呂に入って寝よう
立ち上がったら、ズキッ
今までと違う痛みだった
薬!!
鞄に手を伸ばすけど、目が開けられなくて
ひどい吐き気に、襲われたけど
朝から何も食べてなくて
苦しくて…
怖くて…
立ち上がって、部屋の隅に行った
決心が揺らがないように
皆の顔を見ながら話そう
「もしもし!」
『めぐちゃん?決めてくれた?』
「はい!お断りします!!」
『え!?助かるかもしれないんだよ?』
「そうですね…」
『このままだと、死ぬんだよ』
「うん!」
『あと、1年もたないかもしれないよ?』
「それでもいいの!」
『僕が、ナイトのお父さんに話すから
病気のことは、ふせて養子縁組したいって言うから!!反対されたんでしょ?』
「私のこと大切に思ってくれて
嬉しかったです!」
『めぐちゃん!?お願い!話を…』
「さよなら…」
一方的にさよならをした
陽さんが、私の頬に手を添えた
陽さんが私の涙を拭ってくれている
陽「めぐ、ムリしてないかい?」
ムリしなきゃやってられないよ?
「もう、いいの」
精一杯、笑って答えた
「ちょっと… 寂しかっただけ…」
今度は、自分で涙を拭いた
「帰るね!明日、学校行くから!」
そそくさとバイクに乗り
静かな家に帰ってきた
皆、何も言わなかったなぁ…
よく言った!とか
喜んでくれたら、少しは楽なのに
あぁ…私が泣いたからだね
お風呂に入って寝よう
立ち上がったら、ズキッ
今までと違う痛みだった
薬!!
鞄に手を伸ばすけど、目が開けられなくて
ひどい吐き気に、襲われたけど
朝から何も食べてなくて
苦しくて…
怖くて…