昼ご飯も食べ終わり、デザートタイムに入った。

「このショートケーキおいしー!」

「つーか、ケーキは食えるんだな……、太るぞ……」

「うっ!だ、大丈夫だもん!」

うちは、ケーキを口にふくんだ。

「みずきってさ……変わったよね」

「……別に、なんも変わってねーよ」

「変わったよ!昔はもっと……静かだったし、そんな口調じゃ無かったもん……」

「それに……すごくかっこよくなったし……」

うちは、なんだか恥ずかしくなって、うつむき気味で答えた。

みずきは、黙ってしまう。

「みずき?」

みずきを見ると、顔に手をあてて、言った。

「……ごめん、なんか、お前にそう言われて嬉しくなった……」

みずきは、顔が真っ赤だった。同時に私も真っ赤になる。

「……な、なに言って……」

グイッと、みずきに腕を引っ張られた。

そして、みずきの口が私の口をふさいでいた。

うちはあわててみずきを突き放した。

「……みずき!?」

「ごめん、我慢できねぇわ」

みずきはそう言って、私を押し倒した。