授業中もショータはニヤニヤしている…いつもならキリッとした目で黒板を見据えているのに…
「ボー!!授業中に携帯いじってんなよ…バレたらヤバいぞ」
最近まではショータの口癖だった…しかし今は逆にショータが携帯を使っている…やっぱり何かあったな…と確信した。
部活中に核心に迫った。
「やっぱり付き合ってんのか…」俺は主語をつけずに呟いた…ショータは焦りながら
「付き合ってねぇよ!!」
といった。
「別にお前らじゃねぇよ」と俺は言った。「てか付き合ってんだろ!?知ってんだよ!!」俺は怒鳴った。友達がシィノについて聞いてきたときにショータから出た第一声は『可愛い』だったから…ショータがシィノの事好きなのは知っていた…そして…ショータがシィノを守ってやりたい…ずっと俺が…そう言っていたのも…その理由も俺とショータだけが知っている…