―――文化祭最終日の二月十四日。
那由多は5時に起きて弁当を作っていた。そして6時を指す頃に那由多は弁当の盛り付けと包みを終わらせた。弁当用のバッグに二つの弁当箱を入れる。
「……チョコ……作っちゃったな……。」
五個のピンクのラッピング。これは甘いミルクチョコレート。もうひとつの青いラッピング。ちょっと特別なチョコだ。
「今年は……絶対に……何も起こりませんように。」
その願いは儚く壊れて事件は起こってしまった。
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