「こんにちはー。」

 パソコン部は男子四人、女子一人の部活動だ。男子二人は高嶺の花が来たことで驚いていたようだった。もう一人は俺の親友。彼は那由多を見てちょっと驚いた程度だった。

「君が颯簷那由多?」
「あ……はい。」
「……そうか……。今日はパソコン部見学?」
「はい。」

 何かこの二人……最初に会ったにしては妙に話が成立できてるなーとちょっと驚きだ。

「えーっと……部長の綾瀬崇です。で、俺の親友の天都暁。そして一年の松川和也と高梨稜。そして俺達と同じ高校2年の戸浦遥。宜しくな。部活内容は主にパソコンゲーム。顧問が居るときは技術力を磨いてる。」
「つまり……遊びなんだ。」

 そう言って那由多は笑った。それからはパソコン部部員全員で那由多と混じりながら話していた。