「……やっとホテルに着いたな!」
「凄い立派なホテルだね。」
「確かに。」

 俺たち三人は凄い高いホテルを見上げなからそう言った。今日は初日なのでホテルでゆっくりする予定だ。ロビーに着くなり崇がこんな事を言い出してきた。

「このあとホテルを探検しない?」
「……崇……何か浮かれてない?」

 よっぽど眠いのか那由多は呆れながらそう言って流した。








「夕御飯美味しかった~。」

 崇は幸せそうに笑いながらそう言った。

「綾瀬君ってば幸せそうね。」
「全くね。」

 俺は那由多と崇、遥と共に景色がよく見えると言う九階に向かっていた。展望台らしき所があるんだとか。そこには多くの高校生でいっぱいだった。