俺は亜美に
顔を近づければ
近づけるほど、
歯止めが効かなくて
しょうがなくなる。


そのまま顔を近づけて
キスができるなら
どれ程いいだろう。


だけど
亜美の気持ちは
他の奴の
ところにあるから。


ちゃんと告白して
付き合えたらしよう、
そう思った。


俺は亜美に
触れるだけでも嬉しい。


頭をポンポンって
出来るのが
俺だけで
ありますように。


本気でそう思った。


亜美の家まで来ると
俺は亜美の頭を
ポンポンと
2,3回叩き
見送った。


俺の命
いつまで持つのかな。


なぁ亜美。


俺が死ぬ前に
振り向いてくれる…──?