どれぐらい
経ったんだろう。
あたしの心は
病んだままで。
ついにはカッターに
手を出してしまった。
ポタポタポタポタ…
腕を伝って
血が床に落ちていく。
あたしはこんな事が
やりたいわけじゃない。
ただ翔平を
美里にとられたことが
悔しかった。
あたしの方が
絶対好きなのに…。
手首が痛い。
深く切れて
しまったのだろう。
あたしは咄嗟に
傷口を押さえた。
美里は美人だし
可愛いし
翔平にはピッタリ
かもしれない。
だけど…。
好きでいても
いいよね?
いいよね…───。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…