『そろそろ帰るか。落ち着いたか?』


「落ち着いた。帰ろ♪」


あたしは
自分が履いていた
スカートを、
パッパッと直し
翔平の横に並んだ。


でも…
なんだったんだろう。


ごめんなって言葉…


あたしはずっと
気になって
しょうがなかった。


あたしと翔平は
原付に乗る。


♪〜♪〜♪


誰だろう。

“着信中、美里”


それはあたしの親友、
美里からだった。


『出ろよ』


あたしは
その言葉を聞いて、
電話に出た。


「もしもし」


『あ、亜美?』


「そうだけど…」


『ねえっ♪翔平くんのアド、教えてよっ♪』


え…。


「なんで?」