翔平は…
あたしのこと
どう思ってるのかな。


なんて…ねぇ。


聞けたらあたしなりに
褒めてやりたい。


だけど…


「ねぇ…翔平にとって、あたしって何?」


え、え、え?


今あたし…
なんつった?


まじかよ…。


あたしはしばらく
返事を待った。


『…ん。可愛い妹だな♪』


…妹。


あたしには
悪魔の囁きに聞こえて。


だけど翔平の声は
天使の歌声で。


すごく複雑だった。


…っ、あ…れ?


なんで…だろ。


涙が…
とまんないよ…。