私と君と親友と
登場人物
桜井 愛羅
シャイで奥手な女の子。
隼也に片想い中。
鳴海 隼也
優しくて居眠りが好き。
好きな人がいる。
長澤 新菜
愛羅の親友。
実は…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
居眠りの君
「えー。つまりだ。a×5=5aとなる。×は省く数字が前、他にも…」
数学の小掠先生の言ってることをシャープペンで素早く書きとめながら、重要ポイントをアンダーラインをピンクのマーカーでひいた。少し眠気のせいでボーとする頭を働かせながら私は赤ボールペンに持ちかえて、小掠先生が黒板に書いていく文字をおいながら丁寧にノートに移す。ふと、視線を斜め前にずらした。
(鳴海くんまた寝てるなー)
私の席の斜め前の席。鳴海 隼也。実は春からずっと片想いをしてる男の子。かっこよくて優しくて、よく授業中に居眠りしていて、ってそこはダメな所なんだろうけど、私はそう言うところも含めて鳴海くんが好き。腕を枕にしながら軽く横を向いて、たまにいい夢を見てるのか楽しそうに笑ったりしている。授業中に居眠りしちゃうのは学校的にはダメだけど、私はふにゃ。として、気持ちやすそうに寝てる鳴海くんを見てる時間が大好きで、でも結局
「鳴海!起きろ!!」先生に丸まった教科書で叩かれるのが落ちで私はつい笑っちゃうんだ。
「んぁー?」鳴海くんは眠たそうに大きくのびをして悪びれることもなく小さく首を傾げた。
「お早う鳴海。お前後でノート提出な?」小掠先生はニコニコとわざとらしい笑みを浮かべながら、鳴海くんの真っ白いノートを指差した。鳴海くんはまだ眠たそうに目を擦りながらへーい。と適当な返事をする。
バチッ!
ちょうど振り向いた鳴海くんと目があってドキッと胸が高鳴った。私は顔をあつくさせながら斜め下に視線をずらした。
(あー!可愛くない!)こう言うときモテル女子だったらにっこりと可愛い笑顔を返すんだろうな。なんて後悔しながらゆっくりと顔をあげてみる。その時には鳴海くんはもう夢の世界で少し落ち込みながら、鳴海くんの寝顔に見とれながら、私はもう一度目を擦った。
つづく
登場人物
桜井 愛羅
シャイで奥手な女の子。
隼也に片想い中。
鳴海 隼也
優しくて居眠りが好き。
好きな人がいる。
長澤 新菜
愛羅の親友。
実は…
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居眠りの君
「えー。つまりだ。a×5=5aとなる。×は省く数字が前、他にも…」
数学の小掠先生の言ってることをシャープペンで素早く書きとめながら、重要ポイントをアンダーラインをピンクのマーカーでひいた。少し眠気のせいでボーとする頭を働かせながら私は赤ボールペンに持ちかえて、小掠先生が黒板に書いていく文字をおいながら丁寧にノートに移す。ふと、視線を斜め前にずらした。
(鳴海くんまた寝てるなー)
私の席の斜め前の席。鳴海 隼也。実は春からずっと片想いをしてる男の子。かっこよくて優しくて、よく授業中に居眠りしていて、ってそこはダメな所なんだろうけど、私はそう言うところも含めて鳴海くんが好き。腕を枕にしながら軽く横を向いて、たまにいい夢を見てるのか楽しそうに笑ったりしている。授業中に居眠りしちゃうのは学校的にはダメだけど、私はふにゃ。として、気持ちやすそうに寝てる鳴海くんを見てる時間が大好きで、でも結局
「鳴海!起きろ!!」先生に丸まった教科書で叩かれるのが落ちで私はつい笑っちゃうんだ。
「んぁー?」鳴海くんは眠たそうに大きくのびをして悪びれることもなく小さく首を傾げた。
「お早う鳴海。お前後でノート提出な?」小掠先生はニコニコとわざとらしい笑みを浮かべながら、鳴海くんの真っ白いノートを指差した。鳴海くんはまだ眠たそうに目を擦りながらへーい。と適当な返事をする。
バチッ!
ちょうど振り向いた鳴海くんと目があってドキッと胸が高鳴った。私は顔をあつくさせながら斜め下に視線をずらした。
(あー!可愛くない!)こう言うときモテル女子だったらにっこりと可愛い笑顔を返すんだろうな。なんて後悔しながらゆっくりと顔をあげてみる。その時には鳴海くんはもう夢の世界で少し落ち込みながら、鳴海くんの寝顔に見とれながら、私はもう一度目を擦った。
つづく