みぃくんに初めて会ったのは私が大学に入って直ぐの頃だった。
「ねぇ、宇宙の端っこって何処にあるのか知ってる?」
キャンパス内を歩いているとベンチに寝転がったみぃくんが突然声を掛けてきた。
「えっ?」
聞こえないフリしてそのまま行ってしまえば良かったのに、つい反応してしまった。
どうしてかって言うと私もずっと同じ事を考えていたから。
「ねぇ、宇宙の端っこ、分かんない?」
相変わらずベンチに寝転がるみぃくんは男の人にしちゃ綺麗な指先をひらひらとさせて私に手招きをする。
「えっと……」
仕方なくベンチ際に近寄ると
「ねぇ、キミはなんでそんな何でも分かったような顔してるの?」
といきなり失礼な事を言われた。
正直、ムカついた。
なんで初対面の人にそんな風に言われなきゃなんだ?
「私は疑問を感じたら何でも調べます。疑問を疑問で残してても何も解決しませんから。後、宇宙の端っこについてですが、それは人の思考と同じと考えます。ではーーー」
その場を立ち去ろうとしたら
ガシッ
ひゃぁっ
手を掴まれた。
「ねぇ、宇宙の端っこって何処にあるのか知ってる?」
キャンパス内を歩いているとベンチに寝転がったみぃくんが突然声を掛けてきた。
「えっ?」
聞こえないフリしてそのまま行ってしまえば良かったのに、つい反応してしまった。
どうしてかって言うと私もずっと同じ事を考えていたから。
「ねぇ、宇宙の端っこ、分かんない?」
相変わらずベンチに寝転がるみぃくんは男の人にしちゃ綺麗な指先をひらひらとさせて私に手招きをする。
「えっと……」
仕方なくベンチ際に近寄ると
「ねぇ、キミはなんでそんな何でも分かったような顔してるの?」
といきなり失礼な事を言われた。
正直、ムカついた。
なんで初対面の人にそんな風に言われなきゃなんだ?
「私は疑問を感じたら何でも調べます。疑問を疑問で残してても何も解決しませんから。後、宇宙の端っこについてですが、それは人の思考と同じと考えます。ではーーー」
その場を立ち去ろうとしたら
ガシッ
ひゃぁっ
手を掴まれた。