そんな生活は俺にとって意外にも退屈なものだった。


髪の色を変えるのと同じ様にとっかえひっかえ女を変えても決して心が満たされる事はなく、ただ性的処理を済ませる為にしかすぎなかった。


とは言え、それは俺が望んだ事。


深みにハマってイタい思いをするのは懲り懲りだ。


ただ、ナルに出会ってから少し変わったかもしれない。


相変わらず来るもの拒まず、とっかえひっかえ遊んでる俺だけど


実は体の関係をもつのは止めた。


何となく、その気にならなくなった。


自分でも説明つかないけど、そういうのが少し面倒に思えてきた。


それにナルの悲しそうな顔を見たくない。


俺はきっとーーーー








ナルに特別な思いを抱いている。