本当は早く帰ってお昼寝したかったけど、お昼寝はいつでもできるな…しょうがない。

私はコクコクっと首を上下に振った。

するとちーちゃんは…

「ヤッター!つーちゃんありがとう!」
とジャンプをしながらはしゃいでいた。

その姿をみて私も嬉しかった。

「それでちーちゃんどこに行くの?」
と、尋ねてみるとちーちゃんは恥ずかしそうにモジモジしていた。

「あのねあのね…つーちゃんに…紹介したい人がいるの!付き合ってくれないかな?」

…?紹介したい人?
誰だろう。

「立ち話もなんだし…そろそろ行こうよ!」

ちーちゃんは強引に私の手を引っ張り、勢いよく教室を出た。

何人かぶつかるがちーちゃんはスルーをして。私がかわりにすみませんと頭をぺこぺこ下げていた。

昇降口へと走り強引に靴を出し、勢いよく靴を履いた。

今日の天気は雨だ。

まだかかとまで履けてなくて気持ちが悪かったがちーちゃんは急ぎはじめると誰にも止められない。