…確かに私は真也くんになにか言われてて…好きっ…て…

それからさきは覚えてない。

…夢の中なの?それとも…死んじゃったの?

「驚いた?」

蚊の鳴くような声で誰かが問いかけてきた。

急に聞こえてきたのでびっくりして飛び跳ねてしまった。

「だ、誰なの⁇」

オロオロしながら周りを見渡しても誰もいない。人らしき影もない。

「今は教えてあげられないけど…ヒントならいいよ?」

…ヒント?

「な、なにバカなこと言ってるの?早くここから出して!」

泣きべそを書きながら大声で叫んだ。

「ここは君の夢の中…出方は君が知ってるはず。」

…私の夢の中?