こんな夢をみた。

ーカチッカチッカチッカチッ…ー

「…ん?」

…ここはどこ?

周りはうっすらと見えるけれど、なにもない。

静かな空間の中で時計の秒針の音が響いた。

明かりもなく本当になにもない。

まるで暗闇の底に落とされた感じだった。

上を見上げると大きな時計が一つあった。

その時計はカチッカチッと秒針の音をたてて動いていた。

…時計。
腕時計を見たら七時をさし止まっていた。

…もう七時。早く帰らないと

しかし帰り方がわからない。