真也くんはどうやら私の体温と自分の体温を比べているらしい。

「少し熱いね」

真也くんの不安な顔が私にうつる。

…期待してた自分がバカみたい。恥ずかしくて早く家に帰りたい…

そういえばこの公園は私がよく小さいときに遊びに来てた公園だ。

まだ懐かしい遊具があちらこちらにあった。

「…この公園覚えてる?」

⁇…

急にボソッと真也くんが口を開いた。

「この公園知ってるの?」

私が不思議そうに真也くんをみた。

真也くんは照れくさそうな様子で私に言いかけた。