どこでも一緒に居てくれる花乃、部活も一緒、サッカー部のマネージャーをしている。そのサッカー部のキャプテン西野 蓮(にしのれん)は、運動神経が良くかっこよくて自慢の彼氏。
そして、蓮の幼馴染でサッカー部の花野井 遊星(はなのいゆうせい)は、花乃の彼氏。クラスも一緒で仲のいい四人組って言われるほど一緒にいる時間が多い。
だけど、蓮や遊星には、相談しずらくて、登校時に花乃に話すことにした。
未「ねぇ、花乃」
花「ん?どうしたー?」
未「私ね…お父さんとお母さんの子供じ
ゃないかもしれない」
花「え?!おじさんとおばさんが言って
たの?」
未「ううん。話してるのを聞いただけ。
直接言われたんじゃないんだ。」
花「そっか…でも、大丈夫だよ!」
未「なんで?なんでそんなこと言えるの
?!私は悲しいんだよ?」
花乃の一言にムカついてしまった。なんで、そんなことが言えるのか。わけがわからない。私は、1人で学校に行こうと歩き始めた時、花乃が話し始めた。
花「あのね…未羽には言ってなかったん
だけどね。実は、私もそうなの」
未「え?どういう意味?」
花「私もね…養子…なんだ。」
未「嘘でしょ?だって、花乃はおじさん
とおばさんと仲いいじゃん!」
花「本当だよ。私は、養子。でもね、
パパとママね私が肺炎で手術が必要
なときね、本当のこのように毎日毎
日病院に来てくれてね、弟の面倒だ
って見なきゃいけないのに」
花乃は、呆れたように言った。
花「でもね、あの時は本当に辛くてね、
パパとママが来てくれるだけで幸せ
だったし、安心できたんだ。
しかもさ、パパとママの子供になっ
たことで、未羽にも会えたもん!私
は、後悔してないよ!」
未「花乃…」
花 「だからさ、未羽もおじさんとおばさ
んに聞いてみたら?」
未「うん!頑張るね!」
花乃に相談したことで、背中を押しまでくれる仲間がいる!っていうことを強く実感した。