(なぁ、アイツだろ?二年と三年に一人で勝ったって女・・・)

(可愛いけど態度デカイな~;)

(なんであそこまで荒れてるの・・・?)

なんとでも言えばいい・・・・。

私はもう何も怖くない。

悲しい気持ちにもならない。

あんな二人、親とも思わない。

そう決めた。

あの日から私は荒れていった。

髪も真っ黒から赤茶色に染めて、右耳に三つ、左耳に二つピアスをつけたりしてった。

鎖骨のへんに薔薇の入墨もいれた。

制服もわざと違う高校の服着たり、とにかく全身校則違反。

先生たちからはもう見放されている。

周りからも一目置かれてる存在だった。

友達は数少なく、ほんの数人。