「・・・・・唯、おめでと;」

「おめでとぉ・・・唯ちゃん」

「よかったじゃん初瀬」

理沙や芽衣に神崎は人事の様にあしらう。

「・・・・・・」

でも、勇はそういう訳にはいかなかった。

別に私がモテる事にキレてるんじゃなくて、園田の家。

園田の家はなんと私の隣。

そんなに家近い男が隣の女の子に好きとか言って。

たとえその子が誰かの彼女だったとしても、なにか行動に出る筈。

勇はそれが心配で苛立っていた。

「すいませんけど。俺等絶対別れませんから♪自信大有りだし」

勇は小学生みたいに意地を張る。

「どうだか。俺がどういう手遣ってもそう言い切れるのか???」

園田も得意げに胸を張る。

「園田、ごめんけど。別れるつもりないから・・・」

「別に、初瀬の答えはまだ要らない」

冷たく言い捨てる園田。

「はい、もうそれ減点!!!今の言葉何~???冷たすぎー!!!!」