「おい、あと少ししたらイルカのショー始まるぞ」

俺はふと、手に持っていたパンフレットに目を通した。

「え、まじ???じゃあ行こう♪」

唯と俺ははしゃぎながらイルカショ-の会場へ急いだ。




開演して早20分。

もうショーは終わり、空は夕日のオレンジ色に染まりはじめていた。

「そろそろ帰るか?・・・・あ、飯食ってこ」

「うん」




8時頃、唯を兄貴の元まで送った俺は歩いて自宅へ戻った。

「元気だなぁ、アイツ」

そんなことを呟きながら、帰宅した。