しばらくの沈黙・・・。

気まずい。

学校の先生と生徒が向い合って、話す事なんて直ぐに尽きる。

今の状態がそうだ。

でも、切り出したのは月丘だった。

「変わろうと思った?」

またあの話。

「別に。変わらなくていい」

「・・・素直になりなよ」

「・・・・・」

私はオレンジジュースを飲みながら黙った。

素直に、か。

私は素直で居るつもりだった。

けど・・・周りから見れば違うのかもしれない。

いつまでもうじうじ殻に閉じこもったみたいに見えるのだろうか。