「今日呼んだのはね、この前、気が向いたら来てくれるって言ってたけど来てくれないから呼んだ訳よ。」

・・・・・はぁ!!?

「初瀬さんがどうしてそんなに荒れてるのか、理由を聞きたいんだ。」

「・・・・誰がテメェに話すかよ。」

「君が僕に話すんだよ。」

真剣に私の目を見つめる月丘。

私等しか居ない保健室は、沈黙に包まれた。

「言わない。信じてくれるのは、兄貴と、理沙や勇だけでいい。」

あと、真由歌さんも・・・。

「君が心を閉ざしていると、その二人もいつか離れていくよ。」

・・・・そんな訳ない。

私は二人に何でも話してるつもりだ。

「・・・じゃあ違う話題からいくけど、櫻井君とは付き合ってるのかい?」

は?・・・・何言い出す訳。

「付き合ってなんかない。ただの友達・・・「君は櫻井君が好き?」