・・・・うん、そろそろ帰らないと。

「おい、勇。送れよ♪」

「勿論。」

・・・・。

その言葉に、私は一瞬ドキッとしてしまった。

「お前みたいな凶暴な怪獣を、一人で帰らせてたまるかっつの。」

ムッカァァーッッ!!!!

さっきのときめきは何だったんだっつーの!!!!!

「フンッ。勇、いつか喉噛み切ってやる。」

「おぉ~出た出た、怪獣♪」

・・・・・勇と、こんなにも楽しく、笑い合ったのは初めてだった。

傍から見れば、もう普通の恋人同士。

「なぁ、初瀬。」

「な、・・・何だよ・・・。」

急に改まる勇に、ちょっと後退り。