翌日の放課後・・・・・・。

私は理沙と勇でファーストフード店に行った。

勿論お兄ちゃんに連絡して。

「しっかしまぁ、月丘先生も懲りないなぁ~。」

勇が言いたい事は、私にしつこく付きまとっている事だろう。

「そぉそぉ♪唯が心開く筈ないのにね。」

そう・・・・・・・。

私は絶対にあんな教師に心を開かない。

信じられるのは、お兄ちゃんと、理沙と勇だけ・・・・。

マロンパイに噛り付きながら、私はそう思った。

「初瀬さぁ・・・よく何個も甘いもん食えるな・・・・・;」

「ん?」

勇が私のプレートの上にある、マロンパイの空を見る。

その時私は、マロンパイ4個目に突入していた。

「マロンパイは特別♪こんなに旨い物なら何個でもいける。」