(キャーッ!超かっこいい♪)

そんな声がひそひそと聞こえる。

私には全く分からない事だった。

逆にどこがだよって言いたくなるくらい。

こげ茶色の髪を少し遊ばせてる月丘健一。

月丘は、ずっと私を見ている様だった。

そして月丘が私の元に歩み寄る。

私は何も気にせずそのまま、ただ携帯をいじってた。

「ねぇ、君。携帯は学校では禁止だよ。」

にっこりと笑って注意する月丘。

それがまたムカつくんだよね・・・。

「他の先生からは何も言われないんだろうけど、僕は違うからね。」

またにっこりと、私の顔を覗き込んだ。

「えっとー・・・初瀬唯ちゃん。僕、保健室でカウンセリングしてるんだ。よかったら、色々話し聞かせてくれないかな?」

・・・・・いい加減イラついてきた。