だって・・・・・荒れてるし?

もう学校側も言っても仕方が無いと考えているのだろう。

私はここ最近から何も言われなくなった。

「えー、今日、保健室担当の荒島先生が急病で入院する事になりました。という事で、代わりの先生を紹介する。」

どうして態々そんな事を報告しにくるかというと、このクラスの副担任だったからだ。

「入りたまえ。」

―ガララララー―

ゆっくりとしなやかな音をたてて、ドアが開いた。

そして視界に移ったのは・・・・男。

「今日から数週間程、荒島由紀子先生の代理を務める事になりました。月丘健一です。よろしくお願いします。」

・・・・・・気に食わない。

あのプワプワとした態度。

それでも大人の男か!っとツッコミたくなるような男だ。