「詩茉、、、、。」



「な〜か〜よ〜く遊ぶましょう
大きな栗の〜木の下で〜♩」



「、、、凄い。」



「あ、パパ、千景君!」



いつの間にか部屋にいた父は私を見て驚いていた。



「パパどうしたの?」



「詩茉、音がわかるのか?」



「音?
だってパパたちがいつもやってるじゃん!
この曲だよね?」



ぎこちながらも少しだけ弾けた曲はセンちゃんとは比べものにならないくらい下手くそだった。