「おぃっ」



声のする方を見れば
心配そうに覗き込む
男の子がいた。



彼は続けてこう言った。


「辛い事があるならさ、ここに来て
空を見るといいよ。」


「...ぇ?」


「ここ、俺もよく来てるんだ」