「でね、昨日お母さんがさー」


「ごめん、玲」

「ん?どしたー?」

そうやって心配そうに
私を見る玲。

「ちょっと急用思い出した」

「ぁ、うんっ!」


そう言って席を立つ私に
手を振る玲。