翌日の昼休み、友達に断り慌てて図書室へ向かった。


今日は窓側の席に座りたいから?

きっと違う。


あの男の子に会いたかった。





図書室は昨日と同じ雰囲気で、那の心を落ち着かせた。



そして、落ち着いた心はまたうるさく音を立て始めた。


…あの男の子によって。