そこには怖いくらいに自分の家と同じものがそろえられていた。 シャンプー、リンス、ボディーソープはすべて同じメーカーのもので、今までにみたことがないものだった。 新製品なのかな? そして、配置がまったく一緒だった。 そういうところには特に几帳面だった志は、こんなこともあるのかと心底驚いた。 そこから志の疑いは始まった。 (まさかな。まさかここは俺の部屋だなんてないよな。)