「七海!これ、職員室に持ってってくれ」
「え~なんであたしがぁ~」
秋と啓太とお昼を食べていたら、急に原田先生がやってきてあたしに雑用を押し付けた。
「文句をいうな!」
そう言って教室から出て行ってしまった。
「チェッ、なんでいつもいつもあたしなんだろ」
そういうと、隣でプリンを食べてる秋が
「だって原田、真子のことお気に入りだもん」
サラッとそう言った。
「ふあぁぁ!?ふぁんふぁふぉ、ふぉふぇ!!」
それに反応したのがあたしではない。
なぜか目の前で焼きそばパンを頬張っていた啓太だ。
もう何を言ってるのかわかんない。
そして啓太の口からは焼きそばパンの焼きそばが飛び出している。