お風呂がすっごい気持ちよかった。
ちょっと長湯しすぎて喉がカラカラだったから、お風呂場の近くでビンに入ったコーヒー牛乳を買った。
やっぱり温泉にきたらこれだよね!
近くにあったソファに座ってコーヒー牛乳をごくりと飲む。
「ん、おいしい」
コーヒー牛乳の美味しさに浸っていたそのとき、
「お姉さん、一人でなにしてるの?」
声のした方を見ると知らない男の人が2人いた。
賢一さんと同じくらいの人かな?
「コーヒー牛乳飲んでますけど…」
見ればわかると思うんだけど。
「ねぇ、暇ならちょっと遊ぼうよ!」
「俺たちの部屋に美味しいものあるよ?行こうよ」
そう言われたけどもうすぐ夕飯だ。
「いえ、もうすぐ夕飯なので大丈夫です」
そう言って断った。
でも2人は引き下がろうとしない。
「大丈夫だって!ちょっとだからさ!」
「ほら、行こう!」
そう言ってあたしの右手首を掴んだ。
「痛っ!」
結構な強さで掴まれたからかなり痛かった。
でもその時、