「ひさしぶりだね。元気だった?」


答えなかった。いや、答えることができなかった。


「なんで?なんで!!いまさら!!!現れるの!!!あの時私は!」


涙をこらえきれずに泣きだす私。

道行く人が見ている。目の前には困っているしょうちゃん。


そんな顔見たくなくて、笑顔でいて欲しくて。


私はその場からにげだした。