振りほどこうとした。
でも無理だった。

「朱理ごめん。先な帰っててくれる?」

「え、でも、、、、。」

「ごめん、明日話すから。お願い。」

朱理はとまどながらも帰っていく。


その後ろ姿を見ながら、私は涙が出そうになる。

また一人ぼっちなの?